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付記弁理士 西村 知浩
弁理士ともちゃんの乙女心

私は、弁理士です。
そして、55歳です。
30歳で独立してから、25年以上にわたって知的財産の仕事を続けてきました。特許・商標を中心に、審判、審決取消訴訟、知的財産権侵害訴訟など、かなり専門性の高い仕事にも携わってきました。
一方で、私は「普通の弁理士」であろうとは、あまり考えてきませんでした。
むしろ、自分が好きなもの、自分が大切にしているものを隠さずに生きてきました。
その一つが、ファッションです。
私は、タイトスカートやストッキングが好きです。
そして、そんなファッションが似合う弁理士になりたいと思っています。
一見すると、知的財産の仕事とは関係のない話に見えるかもしれません。
でも、私にとっては、決して別々の話ではありません。
士業というと、スーツを着て、堅い表情で、真面目に仕事をする。
そんなイメージがあるかもしれません。
もちろん、専門家としての品位や信頼性は大切です。
私自身も、仕事についてはかなり厳格です。
期限は守る。
誤字脱字は極力なくす。
法律や審査実務を徹底的に調べる。
依頼された仕事には責任を持つ。
お客様に対して、できることとできないことを明確に伝える。
そこは、決して妥協しません。
しかし、それと「どんな服を着るか」「どんな生き方をするか」は、別の問題です。
専門家として真面目に仕事をすることと、自分らしいファッションを楽しむことは、両立できます。
弁理士だからスーツを着なければならない。
55歳だから派手な服を着てはいけない。
男性だから女性的なファッションをしてはいけない。
私は、そういう固定観念には縛られたくありません。

私はLGBTQであることを公表しています。
ただ、私は「LGBTQ」という言葉だけで自分を説明できるとは思っていません。
私には、弁理士としての自分があります。
経営者としての自分があります。
文章を書く自分があります。
勉強を続ける自分があります。
そして、ファッションを楽しむ自分があります。
いろいろな自分が重なって、現在の「弁理士ともちゃん」ができています。
私にとって、女性的なファッションもその一部です。
タイトスカートを履くこと。
ストッキングを履くこと。
ネイルを楽しむこと。
好きな色の服を着ること。
それは、誰かに女性として認めてもらいたいからでも、誰かに注目されたいからでもありません。
自分が好きだから、やっている。
それだけです。
そして私は、女性らしさを「弱さ」だとは思っていません。
むしろ、自分の中にある女性性を隠さず、それを自分の個性として受け入れることは、私にとって一つの強さです。
55歳になりました。
一般的には、「そろそろ落ち着く年齢」と言われるのかもしれません。
しかし、私は逆です。
まだまだやりたいことがあります。
現在は、司法書士試験にも挑戦しています。
さらに、英語、中国語、韓国語、ドイツ語、スペイン語、アラビア語と、複数の外国語にも取り組んでいます。
仕事も続けます。
知的財産の専門家として、これまで以上に難しい案件にも挑戦したい。
文章も書きたい。
新しい知識も身につけたい。
そして、ファッションも楽しみたい。
人生は、年齢を重ねるほど可能性がなくなるものではありません。
私はむしろ、経験を積んだからこそ、これから自由になれる部分が増えていくのではないかと思っています。
20代や30代の頃には、「こんなことをしたらどう思われるだろう」と考えていたこともありました。
でも、55歳になった今は、
「自分がやりたいなら、やればいいじゃない」
と思えるようになりました。

私は、むしろ逆だと思っています。
自分らしく生きているからこそ、自分の仕事にも責任を持てる。
私は、弁理士という資格だけに自分の価値を預けているわけではありません。
30歳で独立して、仕事も人脈も資金もないところから、自分一人で事務所を作ってきました。
広告に頼るのではなく、ホームページや文章を通じて、自分の考えや専門性を発信してきました。
そして現在では、知的財産について困ったときに相談していただける専門家として仕事をしています。
私が大切にしているのは、
「資格を持っているから偉い」ではなく、「資格をどう使って、どんな価値を提供するか」
ということです。
だからこそ、自分の生き方についても、自分で決めたい。
仕事のスタイルも。
服装も。
学ぶことも。
これからの人生も。
私は、たぶん「普通の弁理士」ではありません。
それでいいと思っています。
弁理士でありながら、女性的なファッションを楽しむ。
55歳から司法書士を目指す。
複数の外国語を学ぶ。
文章を書く。
経営もする。
知的財産の難しい紛争案件にも取り組む。
いろいろなものが、一人の人間の中に同居しています。
私は、そんな自分を無理に一つのカテゴリーに押し込める必要はないと思っています。
人間は、もっと複雑でいい。
もっと自由でいい。
もっと欲張っていい。
そして、何歳になっても「こうなりたい」と思っていい。

だから、私には一つの小さな目標があります。
タイトスカートとストッキングが似合う弁理士になること。
単に服が似合うという意味ではありません。
55歳になっても、自分の好きなものを楽しめる。
年齢を言い訳にしない。
周囲の目だけを気にして、自分を小さくしない。
仕事ではプロフェッショナルとして妥協しない。
それでいて、人生そのものは自由に楽しむ。
そんな人間になりたいのです。
タイトスカートも、ストッキングも、ネイルも、私にとっては「自分らしく生きる」ということの象徴なのかもしれません。
私は、知的財産の専門家です。
特許、商標、意匠、著作権などの知的財産について、企業や個人の方から相談を受けています。
特許庁での審判や審決取消訴訟、知的財産権侵害訴訟など、一般的な権利化業務だけでは終わらない仕事にも取り組んできました。
だから、仕事については真剣です。
一方で、仕事だけが人生だとも思っていません。
人には、それぞれの人生があります。
自分の好きな服を着ることも、自分の好きな勉強をすることも、新しい資格に挑戦することも、自分の人生を自分で選ぶことも、すべて大切なことです。
私はこれからも、
「弁理士だからこうする」ではなく、「弁理士ともちゃんだから、こうする」
という生き方をしていきたいと思っています。
そして、誰かにとっての「普通」になることよりも、
「この人に相談してみたい」
と思っていただける専門家でありたい。
それが、私の目指す弁理士像です。
55歳。
まだまだ、これからです。
タイトスカートとストッキングが似合う弁理士になる。
そして、100歳まで現役で仕事をする。
そんな人生も、悪くないと思っています。

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